ダンボール箱の形式は、JIS Z 1507(段ボール箱の形式)に制定されています。
ここでは、全47種類のうちよく見かける形式と付属品、製造方法の写真を掲載しました。
国際的にはIFCコードを使用しますが、分かりづらいので、通称呼ばれている名称でご紹介します。
※ダンボールを扱う際は、軍手等の手袋を着用して頂き、擦り傷には十分にご注意ください。
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<A式>
みかん箱タイプです。 弊社で最も多く製造している形式です。 マツヤオリジナルの規格ダンボール箱もほとんどが、この形式です。 上下のフタをテープやホットメルト、封緘針などで留める必要があります。 段ボール箱の中では一番コストを掛けずに作れる形式です。 |
<半A式>
みかん箱のフタがないタイプです。 少し大きい箱をもう一つ用意し、ひっくり返してかぶせるとふたになります。横からの衝撃に強く、グレープフルーツの輸入などによく使われます。 弊社のヒット商品のダンボール製ごみ箱もこのタイプです。 |
<オーバーラップ>
箱のフタの部分をフラップと呼びます。箱にした時に、フラップが重なる事をオーバーラップと呼びます。 写真では完全に2重になりますが、少しだけ重なる場合もあります。 幅面が極端に狭い箱や天地の強度を高めたい時に用いる形式です。 |
<ワイヤー止め>
段ボール箱の接合方法の一つです。昔はワイヤが主流でしたが、近年はノリ(グルー)が一般的です。ワイヤーの強さや、打つ角度・本数によって強度が変わります。弊社では1本打ちと2本打ちが出来ます。(写真は2本打ち)主に輸出用の段ボール箱に使われていますが、実はノリ(グルー)の方が強度は強いです。 ノリ貼りの機械に通らない大きな箱はワイヤ止め加工になります。 |
<B式(ワイヤー止め)>
上下のフタの部分を箱の内側に差し込むタイプです。 こちらの箱は2枚の段ボールをワイヤーでつなぎ合わせて箱にしています。主に、内装用の段ボール箱として使われるので、3mm厚のBフルートで製造し、A式のダンボール箱の中に入れて出荷するお客様が多いです。A式では造れない小さな箱もB式で製造する事が出来ます。底部分をしっかりテープで止めないと、商品が抜け落ちる事があります。 |
<B式(トムソン)>
上記と同様の差込タイプですが、こちらの箱はトムソンで打ち抜いたシートをノリ貼りして造った物です。 底はワンタッチ底とアメリカンロック(関西では地獄底)があります。写真はアメリカンロックです。 上記の箱より精密で生産効率も上がりますが、木型が必要になります。 弊社では枚数が少ない時はワイヤ止めのB式をお勧めしています。 |
<C式>
身とフタからなる箱です。お弁当箱や靴の箱と同じ形です。小さな箱は釘やナットなどの細かい部品を入れる場合に用いられています。大きな箱はテーブルやディスプレイなど平べったくて重たい物を入れる場合に用いられています。 写真はワイヤー止めですが、のり貼りや組立タイプのものもあります。 弊社のプリスロでも造れます。2ピースから成る箱と言うことと、かさばると言うことで、コストは結構掛かります。 |
<たとう式・やっこ式>
ポスターなどの印刷物や絵画など、平たい商品(50mm以内)を梱包するのに適しています。 写真は細い内蓋が付いていますが、一般的なやっこ式は付いていません。 真ん中に商品を置いて、短い面、長い面と順にフタをします。最後にセンターでテープ止めをします。 |
<巻き込み式>
厚みがある細長い物を梱包する際に用います。例えば、丸めたポスターや、傘、ゴルフクラブ、バッドなどの梱包に最適です。テープは3か所止める必要があります。 梱包する前に箱を巻き込んでテープで仮止めすると筒状になって作業が楽です。 |
<N式・組み立て箱>
この箱はテープを使わずに組み立てて、商品を梱包する事が出来ます。 主に内装用に使用されます。ダンボールシートの厚みはEフルートと呼ばれる1.5mm厚の薄い材料を使うのが一般的です。フタを正面まで持ってきたり、ロックを付けたり、様々な形があります。トムソンで打ち抜きますので、初回木型代が掛かります。 |
<スリーブ式>
マッチ箱形式の箱です。身と枠からなる箱で、身はトムソンで打ち抜いてあります。ちなみに右記の箱はメガネを入れるケースです |
<間仕切り>
箱の中に化粧品などのボトルを入れる際の間切りに使用します。ダンボール製なので、緩衝性にも優れています。トムソンで打ち抜いたシートを差し込んで組んでいきます。 弊社では全国的に珍しい、木型不要の自動仕切り切り機があります。ダンボールの中を2分割や3分割にしたい場合は、シート状のダンボールパッドやコの字パッドを使用すれば、安上がりです。 |
※その他、付属類としては、ダンボールケースの底や中に敷くダンボールパッドや段ボールケースの側面の強度を高めるための胴枠などがあります。
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