C式と呼びます
写真の様な、お弁当箱みたいな、かぶせ式の段ボール箱の事を「C式」と呼んでいます。
みかん箱形式(A式)では作れない位、長さ面と幅面が大きくて、深さが浅い箱はC式で対応します。
身とフタの2ピースで1セットなので、コストが掛かります。
打ち上げ無し
四つ角をワイヤ止め(ホッチキスの大きいバージョン)して、身とフタをセットにして納品する場合もありますが、打ち上げ代が掛かるし、箱にする事で体積が大きくなって配送コストが上がったりと、かなり割高になる為、最近は打ち上げ無しの状態で納品する事が多いです。平らな状態で入荷するので、在庫スペースを取りませんし、梱包作業も楽になります。四つ角はテープで止められる事が多いです。
身とフタの材料共取り
専門的な話しになりますが、身とフタの材料の大きさを同じにすると、コストを抑える事が出来る場合があります。
身に対して、フタは大きく作らないといけないのですが、その分立ち上げる部分(深さ部分)を小さくする事で、フタも身と同じ寸法の材料で作る事が出来ます。
製造工程は別々なので、2ピース分の加工賃は必要ですが、材料を同時に取る事が出来る場合があるので、その分安く作れる可能性があります。1枚目の写真をご覧ください。同じ大きさの材料で、溝と折れ線の位置だけが若干違います。
テーブルの天板や建材など、大きくて浅い物を梱包されるお客様は是非ご相談ください。
(2025年7月 原田崇史)