【商品の概要】
《用途》段ボールケースの多色印刷
《形式》フレキソ2色印刷・フレキソ3色印刷
《材質》茶色or白色の段ボール
《事例紹介》
段ボールケースに多色印刷する際、印刷位置を合わせる事が難しい点です。
毎分300枚ほど製造されるスピードで1色ずつ印刷していくのですが、1色目を印刷した位置に2色目・3色目を寸分の狂い無く印刷する事は、現状の機械では残念ながら不可能です。
上記の写真を見比べると、右側の写真は2色目の印刷がずれた事で、オレンジ色と紺色の隙間から下地の茶色が見えてしまっています。
お客様が了承されていれば問題ありませんが、事前の説明は必ず必要です。
ずれを防ぐのは不可能ですが、ずれを目立ちにくくさせる方法は有ります。
こちらの印刷は、白色の段ボールケースに黒ベタ・赤・青の3色印刷です。
もし印刷がずれてしまうと、白のラインがロゴに入ってしまい、かなり目立ちます。
ずれる事を想定して赤と青の版を少し大きく作れば、もし少し位置がずれてしまったとしても下地の白色が見える事は防げます。
(私達は「被りを付ける」「重なり部分を付けておく」と言っています。)
ズレは目立ちませんが、重なり部分のインクが弾きあって滲んでしまうのが難点です。
合わせ印刷を無くしたり色数を減らしたり、デザイン時点で工夫も必要ですが、段ボール屋としてはデザインされる方の想いに応えたいですね。
(2020年4月27日 営業部 原田 宗幸)